水素水は水素分子が溶け込んでいる水、それに対して活性水素水は、2016年現在、科学常識上存在していませんが、原子状の水素が溶け込んでいると言われている水で、この両者は抗酸化力を有している点では共通しています。
日本医科大学大田成男教授は、水素分子が生体の活性酸素消去力を有し、脳細胞への好影響などの論文をネーチャーメディシン電子版に掲載されました。一方、活性水素がDNAを活性酸素種により酸化されて起こる損傷の反応に対して防御作用を示すと言う論文をBBRC誌に掲載されたのは九州大学の白畑教授です。物質名は異なりますが両教授とも、水素がもつ可能性を深く研究されておられます。
昭和41年に厚生省 現厚生労働省より医療器具の認可を受けたアルカリイオン生成器は「慢性下痢」「消化不良」「胃酸過多」「腸内異常発酵」などの効能効果を認められており、当初は、水を電気分解することにより、陰極(マイナス極)には、アルカリ性の水が、陽極(プラス極)には、酸性の水ができることから、「アルカリ性の水が体に良い」と思われていましたが、その後、ORP(酸化還元電位)の還元電位化や電気分解により増加した水素が医療効果をもたらすことが解明報告され始めた事から、近年になり電解処理した陰極水の名称を水素水、電解水素水と称するようになってきました。
(昔) カルシウムイオン水 → アルカリイオン水 → 電解還元水 → 電解水素水 (現在)
それが、1940年、米国の発見から40年後、1980年、(昭和55年)ころから、日本でも、老化や病気になる原因の95%以上が、「活性酸素が関与している」という事が、いわば定説になり、そのころから医師をはじめとした人々が、アルカリ体質、酸性体質という言葉を使わなくなったように思います。
水素が、活性酸素を除去、消去
水素を使って、体に有害な活性酸素を効率よく除去することに、太田成男・日本医大教授(細胞生物学)らが成功した。脳の血液の流れを一時的に止め、活性酸素を大量発生させたラットに水素を吸わせると、脳の炎症が改善することを確認した。脳梗塞(こうそく)の治療につながる成果で、米医学誌「ネイチャー・メディシン」(電子版)に8日発表した。
毎日新聞 2007年5月8日 東京朝刊より
水を電気分解すると、陰極(還元水)には、水素が多量に溶存します。このことから、還元水が及ぼす腸内異常発酵、胃酸過多、消化不良、慢性下痢、胃酸過多などへの改善は、水をアルカリ性に変えた元素記号H元素番号No.1の「水素」が関与していることが、近年の研究結果から十分に考えられます。
水素水点滴
(点滴に用いる薬剤や栄養剤に袋の外から水素を吸収させる)
水素は、脳幹を容易に通過する事から脳梗塞を起こした人への点滴や
シスプラチン「抗がん剤」による腎臓障害を軽減に用いられています。
透析に水素水を
水道水を純水化し電気分解で水素を溶存させた水をベースに血液透析が行われています。水素水透析の利点としては、
透析を受けると強い痒みや血圧が不安定の不安定 終了後しばらくは活発に活動できずに動けないなどの酸化ストレスによる副作用が大幅に軽減するなど 透析を受ける人の身体的負担の軽減に活躍をはじめています。(研究発売元 日本トリム)