ルルドの泉を調べてきました。
はじめて訪れた8月のルルドは、日本の秋の様な気候で爽やかな風が吹く田舎町でした。
そこは、フランスとスペインの国境になっているピレネー山脈のふもと、フランスの南西部のピレネー県の人口15,000人ほどの小さな町で、カトリック最大の巡礼地であると共に、奇跡の水を求める人達で年間150カ国から500万人が訪れるという聖地(パワースポット)として知られています。
現地は礼拝の人々と車椅子の人、担架を運ぶボランティアの人達の渦の中で日本人丸出しの取材人は、少し重めの違和感を感じていました。
さて、奇跡の水と評判が高いルルドの水が当方の所有している検査機器で通常の水との違いを示すのではないか、と期待して湧き水を検査してみたのですが・・
pHが7.8の弱アルカリ性である事を除いて、残念ながら持参及び社内で所有しているORP計・pH計・水素計では、井戸水や市販のミネラルウォーターに近いレベルだったと言う結果でした。
検査データは以下の通りです。
3箇所ほど採水調査しましたが、何れもほとんど同じ測定結果でした。
水温 9℃〜10℃
pH 7.8 / 酸化電位 +230 / 水素濃度 0ppm
■ 検査使用検査薬及び検査機器
レポートを終えて・・
今回の調査では残念ながら特別な検査結果は得られませんでしたが、九州大学等の調査では原子状素の存在は報告されています。
ルルドの泉が起こした奇跡は、宗教的プラシーボ効果なのか?
採水場所が適当ではなかったのか?
今後機会を設け、再度調査を試みようと思っています。検査方法や、採水場所の情報をお持ちの方々のご提言をお待ちしています。